減胎手術を受けるために長野入りし、入院当日は手術前の様々な検査を受けました。
そして翌日、とうとう手術の日を迎えました。
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減胎手術当日
手術当日の起床は6:00でした。
検温・シャワーを済ませ、部屋で待機。
ナースコールでの案内が来たのち、手術の準備へと向かいました。
手術前に静脈麻酔で眠らされるので、術中の記憶はありませんが、手術は20分くらい(通常10分〜30分とのこと)で終了したそうです。
ベットで目覚め、車椅子に乗せられて自室へ戻りました。
術後の痛みはなく、傷もガーゼで見えませんでした。
ほんとうに手術が終わったのか疑うくらい、体の変化は感じませんでした。
術後から翌日にかけては特に検診の予定もなく、ゆっくり過ごしてくださいとのことだったので、テレビを見たり、部屋に置かれた冊子を読んだりして過ごしました。
こんなにすることがなく、暇なことは滅多にないのでほんとうにぼんやりとしたり、寝たり本を読んだりしながら2日間ゆっくりと過ごしました。
退院
入院4日目、退院の日となりました。
6:00に起床し、8:30頃から診察でした。
そこで、3人の赤ちゃんの様子を見ましたが、1人だけ、まったく動いていませんでした。
あぁ、ほんとうに手術が終わったんだ、とそこでようやく実感がわきました。
私の体に3つの命が宿っていたことは事実。減胎された子も、生を受けた子も、全ての命に感謝したいと思いました。
そして、子供が成人したら、「実は3つ子だったこと。去っていった子のお陰で、あなたたちを生むことができたこと。去っていった子の分まで自分の命を大切にし、頑張って生きて欲しい」と話しをする機会を作りたいと思います。
これは、諏訪マタニティークリニックのガイドラインに記載がありました。
また、諏訪マタニティークリニックでは、「不二身の塔」という、今回の減胎手術のように生を受けられることなく去って逝った生命に祈りを捧げる場所を作ってくださっています。
まだ行けていないのですが、子供がもう少し大きくなったら一緒に行こうと思っています。
そして、減胎手術後、管理入院することなく、37週目に帝王切開で無事、元気な双子を出産することができました。
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